2013年9月13日金曜日

ルール無視の「中国人観光客」:日本人からのイメージは?

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●13日、中国はまもなく秋の大型連休を迎えるが、中国のある大手旅行関連サイトの集計によると、人気の海外旅行先として日本が2位にランクしている。国家間での緊張関係が続く中、民間では少しずつ雪解けを思わせる兆しが見え始めているようだ。写真は大分県の鉄輪温泉。


レコードチャイナ 配信日時:2013年9月12日 20時40分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=76646&type=0

ルール無視の「中国人観光客」、日本人からのイメージは?―中国紙

 2013年9月10日、人民日報は「日本人から見た『中国人観光客』」と題した記事を掲載した。

 中国人観光客の旅行マナーに関する報道が最近、広く注目を集めている。
 海外旅行に出た時、中国人観光客は現地の習慣・ルールや秩序、規定などをしっかりと守れているのだろうか。
 中国人観光客のどのような行為が反感を買いやすいのか。 
 全体的な素養は、以前と比べどのような変化があるだろうか。

 日本の一般市民や観光業関係者に取材をしてみた。
 調査でわかったのは、中国人観光客全体の素養はやや良くなっており、「郷に入れば郷に従え」を理解し、現地の人から歓迎されていることだった。
 だが、一部少数の中国人観光客がやかましかったり、ルールを無視したりして、嫌がられていることも明らかになった。

▽.好評ポイント

◆.日本で塾講師をしている武富波路さんは、中国人観光客は親切で親しみ深いところは奨励に値するという。
 中国人観光客の素養は良くなっており、最近では大勢の観光客がレジの前できちんと並んで精算しているところを見たという。

◆.北海道で現地の旅行会社に勤めて4年目、東アジア、東南アジアからの受け入れを担当している任京偉(レン・ジンウェイ)さんによると、落書きをしたり、名所旧跡をわざと壊したり、場所を構わず痰を吐いたり、ゴミをポイ捨てする、トイレで水を流さないなどの状況は以前に比べ殆ど見られなくなった。
 公共交通機関を使っての移動時に先を争って乗り込むという状況もかなり改善されたという。

▽.不評ポイント

◆.北海道では、これまで中国人観光客のマナーが悪く、現地の習慣・ルールを守らないことから、一部の温泉旅館が中国人観光客の受け入れ拒否の声明を出すに至っている。
 日本旅行業協会の国内、来日旅行推進部長の興津泰則さんは取材に答え、このような状況に陥った主な原因は、一部の観光客が部屋の常備品を持ち帰ったり、温泉の中で大声を出して騒いだり、喫煙したりしたことにあると言う。

◆.武富波路さんは取材に対し、日本に来る中国人観光客の大部分は団体客というイメージがある。
 日本人から見ると中国人観光客は日本ではマナー違反とされている行為、主に公共の場所で大声を出して騒がしいと思われているという。

上記のようなマナー違反がある理由は、他国の習慣・ルールを理解していないことによると考えている。
 外国人もあまり中国人の習慣・ルールをしらない。
 中国人観光客は現地の法規を守るようにする必要があるだろうという。

◆.任京偉さんは仕事をしていて最も印象深かったのは、2010年7月に受け入れた中国のある有名大学のMBA視察団だったという。

 この団体は北海道で富良野の満開のラベンダーや美英町で花が咲き乱れている美しい風景を観光した。
 観光前に、ほとんどの観光地は私有地なので勝手に入っていってはいけないと注意していたが、午後、会社に現地の農場主から電話で抗議が来た。
 中国人観光客が畑に入って写真をとり、農作物が踏み荒らされたというのだ。

 ツアーの企画者は中国のある有名大学の教授2人だった。
 会社が後ほどガイドに事情を尋ねた所、当時、客を連れて畑に入っていこうとしてガイドに阻止された教授は
 「あなたは農場主に私達は外国人だからわからないと言いなさい」
といったという。

◆.任京偉さんは、もうひとつ印象深い話をしてくれた。
 空港で中国からの団体客を迎えに行ったときのことだ。
 引率者は客の行為の手本にならなければならないのに、この団体の引率者はこのあとの行程で人々を失望させるばかりだった。

 約束の集合時間に観光客は時間通りに来ていたが、引率者はちょくちょく遅刻、温泉旅館では、事前に日本の伝統や習慣を説明しているのに、引率者は禁煙室で喫煙し、客と一緒にドアを開けたまま麻雀、あまりのうるささに同じ階の日本人客から苦情が殺到したという。

(提供/人民網日本語版・翻訳/EW・編集/武藤)



レコードチャイナ 配信日時:2013年9月13日 19時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=76768&type=0

心の中では日本をスゴイと思っている?
「中国人の日本観」とは―中国版ツイッター

 2013年9月13日、中国はまもなく10月第1週の秋の大型連休を迎える。
 建国記念日(10月1日)をはさみ、年間で最高のレジャーシーズンを迎えるが、中国のある大手旅行関連サイトの集計によると、
 連休期間中の人気の海外旅行先として日本が2位にランクしている。

 国家間での緊張関係が続く中、民間では少しずつ雪解けを思わせる兆しが見え始めているようだ。
 「中国版ツイッター」と呼ばれる簡易投稿サイトでもこのほど、「#中国人の日本観」というハッシュタグに投稿が相次いでいる。
 13日午前の集計では、ハッシュタグの投稿件数が人気ランキングの4位につけており、良いイメージと悪いイメージの双方で多岐にわたる意見が寄せられた。
 いわゆる「富士山」「桜」といったお決まりのイメージを越えて、「日本のことをずいぶん知っているな」と感じさせる意見も少なくない。
 以下はその一部。

●.「僕の目には、格のある国だというイメージがある。
 ほとんどの人が礼儀正しく、文化面では大胆かつ革新的でありながら、伝統もきちんと守っている。
 特に食文化。
 素材の自然な味を大事にしており、まことにすばらしい」
●.「食の安全と衛生観念。
 子供は学校教育や漫画・アニメを通じて、自立心や強さを学ぶ。
 自動車や電化製品が高品質。
 ただし、政府と首脳陣は最悪」
●.「桜がキレイだよね…経済力もあるし…テクノロジーも最先端だし…国民に愛国心がある…などなど…わたしたちが見習うべきことがいろいろあります」
●.「風景が美しく、教育水準が高い。
 優れた人材が多くて、でも、男尊平等はなっていませんね」
●.「独特のユニークな文化、環境保護、国民の教養は見習うべきだろう。
 でも、自分の本心を隠して建て前を言っても平気な人たち。
 自尊心が高いのかな」

●.「漫画大国!アニメ大国!AV大国!」
●.「日本の第一印象と言えばまず、南京大虐殺における数々の蛮行。
 今に至っても、日本に対する嫌悪感を消すことはできない」

●.「恨みの気持ちを捨てて、冷静に日本を見てみようよ。
 僕らは欧米からはいろいろ学んでいるけれど、近隣国家にあまり関心を払ってこなかったから」
●.「子どものころ、日本のことを恨んでいたよ。
 でも今になって客観的に見れば、人々の教養は高いし、伝統や文化をよく守っている」
●.「歴史の上では日本人のかつて行ってきた残酷で非道な行為が記録されているね。
 でも、現代社会では…僕は個人的に、日本人はとても礼儀正しいし、科学技術は発達しているし、全体的にレベルが高いと思う。
 とにかく、多くの面で中国人は日本人に及ばないよ」



レコードチャイナ 配信日時:2013年9月20日 8時10分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=76974&type=0

中国人観光客は好かれている?それとも嫌われている?―米メディア

 2013年9月17日、米ラジオ局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)中国語版は、
 「中国人観光客は好かれているのか?それとも嫌われているのか?」
と題した記事を掲載した。

 国連世界観光機関の統計によると、
 2012年に延べ8300万人の中国人観光客が海外で1020億ドル(約10兆円)を消費し、
 米国人やドイツ人を抜いて、世界最大の観光消費グループとなった。
 しかし、中国人観光客は果たして海外で好かれているのだろうか?
 それとも嫌われているのだろうか?

 9月の米・ワシントンには世界中から多くの観光客が訪れるが、その中にはもちろん多くの中国人観光客の姿も見られる。
 彼らの印象について、ドイツ人観光客は
 「みな楽しそうに笑っていて、何を見ても写真を撮っている」
とし、豪州人観光客も
 「みな友好的で礼儀正しい」
と話している。
 しかし、台湾から来た観光客は「座ってはいけない場所に座り、話したり、飲み食いしたりする。列に並ぶこともしないし、大声で話す。態度もあまり良くない」と手厳しい。

 ある中国人観光客は
 「中国は国土が広く、十数億の人口を抱えている上、発展にも地域差がある。確かに一部の中国人観光客には素養の向上が求められるが、全体的に見れば多くの中国人観光客はマナーを守っている」
と話す。

16日、米紙ニューヨーク・タイムズは、中国人観光客による数々のマナー違反行為を列挙し、彼らを「最も歓迎されない観光客」と伝えた。
 しかし、ワシントン市に住むリサさんは、
 「こうした報道は多くの白人の偏見によるもの。
 中国人とほかのアジア人の区別もつかないのに、中国人だけを標的にするのは不公平だ」
とし、
 「観光客は一種の特別な存在。
 彼らの行動が自分たちとは相いれないものだとしても、現地の人は寛容に受け入れるべき」
と語った。






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